Hoomeeの人生日記

凡人代表の私が日々成長する話。

半月分の初任給、という罠

日本の初任給は低いで有名だ。この時期、何回もニュースの記事になっているのを見た。そんな低い初任給でさえ、「もらえる」ということにワクワクしていたのに。

「うちの会社では、初任給は半月分です」

研修で、それを言われて口がぽかんと空いてしまった。…なんですと!!!!!!!!ただでさえ低いのに、追い打ちをかけてさらに低くなるだと?????それを聞いてからは節約の日々だった。大学生では絶対作らなかった弁当を持っていったり、交際費も、予定の半分以下で切り詰めている。

でも。その節約モードに入るまでは、初任給は月いっぱいもらえると見越しての生活費で過ごしていた。私は月にかかる家賃・光熱費・通信費・食費以下の初任給では生活が成り立たないことを、お弁当を作っているときに悟ってしまった。私は、社会人1発目から親のすねをかじることになった。本当に、悔しくて涙がほろっとこぼれた。

正直、仕事も今のところ楽しいし、毎日何かしら新しい発見もある。なのに、こんなことで躓いてしまうのかと、絶望しまくった。新卒の今の時期に、趣味を我慢し、娯楽を我慢し、疲れた心身に追い打ちをかけて自炊をしていても報われなかったのが、悔しくて悔しくてたまらなかった。親に初任給でプレゼントだって送りたかった。でも、それもできない。

このブログを読んでくださっている若い世代に誤解されたくないのは、決して初任給が半月分だからといってブラック企業ではない、ということ。締め日などによって、給与の支給のされ方は会社ごとに違うから。だけど、みんなに知っていてほしい。初任給は半月分っていう会社もあるから、そこはあらかじめ聞いておくことをオススメしたい。例えば、内定式のタイミングで会社の人に聞いてみるといいと思う。そうすれば、秋ごろから逆算して自分がどういうお金の使い方をしなければならないのか自ずと見えてくる。

社会人になりたてで、本当に痛い失敗をしたと思う。いくらお金に気を遣っていても、どんなに節約してもこういうことはある。気を付けていたからこそ、辛く惨めな気持ちになった。けど、この惨めな気持ちを忘れたくない。この惨めな気持ちに沈みまくって、その後お金の使い方がうまい人間になれるように。

「お金は大事」

小さい頃から聞いてきたこの短い文の意味が、ようやく自分の中にスッと落ちた気がした。新社会人としての私は、仕事の華やかさと裏腹に、経済的には惨めに始まった。

 

〜おまけ〜

宅建の勉強は最近やっとスタートを切れました。仕事しながらの勉強は予想以上に大変だけど、去年の悔しさを忘れず、今年こそ合格を勝ち取ろう💮

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