Hoomeeの人生日記

凡人代表の私が日々成長する話。

一人外食なんて、と思ってたけど

仕事終わりに日用品の買い物に行った。買ったものをドっと助手席に降ろしたところで、なぜかすぐに発進したくなくなる時がある。なんでだろう。

まだエンジンのついていない車の中で、無言の駄々をこねていたら、ふと思い浮かんでしまった。「ああ、今日は作らなくていい。美味しいご飯を、一人で食べてみたい」と。

実際、一人暮らしなんてずっと一人でご飯を食べているし、家では基本そう。けど、外食はどこか躊躇していた。でも、なんかちょっと大人になってみたくて、社会人も1か月やってみたわけだし、そう、なんかちょっとやってみたくなった。

ぎこちなぁぁい顔で店内に入る。あ、この人慣れてないなとか店員さんに思われてそう(笑) この日は地元の大学生が奥のテーブル席でなかなか盛り上がっていて気まずかったけど、無理矢理堂々とした私はカウンターに座ってメニューを見た。

おいしそ、やっぱりメジャーな餃子はマストだよね。あ、これどっちが美味しいんだろう。注文するとき、店員さんに「これとこれどっちがおすすめですか?」なんて聞いちゃったりした。こういうコミュニケーションに、少し胸がときめく。

頼んだのはこの二つ。お米さえ映っていないから軽いご飯に思えるけど、餃子12個頂いた。やだな、明日仕事なのに。

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餃子を頬張って、口の中と心に滲みる感じをず~~っと楽しんでいた。スマホなんてほとんどさわっていなかった。いや、必要なかった。餃子からじゅわぁと出る肉汁を、その熱さを、一人カウンターの壁に隠れてかみしめていた。

正直、社会人になってから寄り道というものが億劫に感じられていた。外食するより、家に早く帰りたい。そういう気持ちだったけど、なんか案外これもいいなって。

一人外食って寂しそうって思ってたけど、そんなにそう思わなかった。正直おいしさに集中できることが嬉しかったし、ああ私は一人でこんなにも楽しめているじゃないか、と実感できると嬉しかった。これは時々やりたい。時々やって、日々自炊する自分を労わる瞬間にしたい。

ごちそうさまでした。そしてお疲れ様。